PIEMONTE


ピエモンテ州について

 ピエモンテ地方は、北イタリアの最西部に位置し、スイス、フランス両国との国境に接し、北をアルプス山脈に、南をアペニン山脈に囲まれた大陸性気候の地域です。

 ワインは主に州の中部から東南部で多く生産され、イタリア全国でも最も原産地呼称銘柄が多い高級ワイン生産エリアです。代表的な銘柄としてはネッビオーロ種から作られるバローロとバルバレスコがあります。バローロ、バルバレスコはともに地域名で、おなじネッビオーロ種のワインでもガッティナーラ、ゲンメ、ボーカ、ファーラ、シッツァーノなどはやや北よりのノヴァーラ県で作られます。爽やかな酸味とほどよい渋みがあり、より手ごろに楽しめるすばらしいワインです。一般的には赤の生産が主流ですが、アスティ、クネオ、アレッサンドリア県一帯で作られる甘口ワインのモスカートは発砲性、非発砲性を問わずデザートワインとしてたいへん人気があり、州東南部のトルトーネ地方で作られるガヴィとあわせて輸出市場の有名銘柄です。また近年は、世界的なライト嗜好に乗ってシャルドネ種やソービニオンブラン種から多くの秀逸な白ワインも生産されています。

 このほか、特殊なワインとして、ワインをベースに各種の香草を漬け込んで作られるヴィーノアロマティッザートと呼ばれるリキュールやヴェルモットが特産品とされています。とくに貴重なものとして、バローロをベースにキニーネを漬け込んでつくるバローロキナートはD.O.C.G.を認められており、秀逸なバロリスタが自家消費用に隠れて仕込んでいるバローロキナートはマニアのあいだで垂涎のまととなっていますがもちろん一般市場には出ることなく密かに消費されています。

 料理の面では、典型的な大陸性気候帯ですので肉料理が主流です。魚は川魚がわずかにとれる程度で、レストランのメニューには前菜から主菜にいたるまで肉料理がずらりと並んでいます。野菜は豊富で、秋から冬にかけての茸料理の豊富さと美味しさは他の地方の追随を許しません。とくに晩秋にでまわるアルバ産の白トリュフは世界の珍味中の珍味であり、日本にも近年空輸で入荷していますが、その年の作柄によって、1キログラム30万円から50万円といった価格で取り引きされています。

代表的なこの地方の料理としては次のようなものがあります。

州南部のアペニン山脈よりの地帯ではさまざまな個性溢れるチーズが生産されています。最近その一部が日本にも輸入されるようになりました。


ピエモンテ州の代表的な料理とワインの組み合わせ(例)

代表的な料理のコース例

相性の良いワインの銘柄例

Bagna Cauda

バーニャ・カウダ

Roero Arneis

ロエーロ アルネイス

Tajalin al Ragu di Faraona

自家製タヤリンのホロホロ鳥ラグーソース

Barbera d'Alba

バルベーラ・ダルバ

Fritto Misto alla Piemontese

フリット・ミスト・ピエモンテ風

Barbaresco

バルバレスコ

Bonet

ボネ

Moscato d'Asti

モスカート・ダスティ

ピエモンテのワインを購入したいかたはこちらへどうぞ


◎Bagna Cauda

バーニャ カウダ

[材料]

[作り方]

  1. バターを温かい所に置き、上澄みをとる。ニンニクを薄く切る。
  2. 鍋にオリーブオイルを入れ、ニンニクを加えて弱火で煮る。
  3. アンチョビーペーストとバターの上澄みを加え、良く混ぜ合わせて出来上がり。
  4. 野菜類を棒状に切る。温めたソースにつけて食べる。

◎Tajalin al Ragu di Faraona

 自家製タヤリンのホロホロ鳥ラグーソース

[材料]                

[作り方]

  1. 鍋にオリーブオイルと野菜のみじん切りを入れ良く炒める。    
  2. ホロホロ鳥もも肉のひき肉に塩、コショウして、小麦粉をまぶす。フライパンにオリーブオイルを加え、熱してからひき肉を炒める。白ワインを加え、野菜の鍋に移す。トマトホールとホロホロ鳥ブイヨンを加えて、ブーケ ガルニを入れ、弱火で約1時間煮込む。 
  3. タヤリンを茹でて、ホロホロ鳥のラグーソースと和える。パルミジャーノを加える。

◎Fritto Misto alla Piemontese

 肉類のフリット ピエモンテ風

[材料]

[作り方]

  1. 仔羊ロース肉、仔牛脳みそ、仔牛胸腺、ズッキーニ、エリンギに塩、コショウして、小麦粉、とき卵、パン粉の順につける。
  2. レモンを添える。


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